没後10年ということでの企画がたくさん持ち込まれています。そのたびにいかに尾崎豊が希有の存在であったかを、それぞれの関係者が熱く語ります。彼らはどこか大切な思い出を語るというよりは、大切な時代の財産を語り残さなくてはいけないといった想いがあるように見受けます。それは私たちと共通のものです。ソルトレイクのオリンピックを見ていて、聖火が遙かギリシャから手から手へと繋がれて燃え続けているのを見たときに、同じような気持ちで尾崎豊を繋ぎたいと思いました。天才の残した作品を伝えていくことが、数々の人たちの誠意で継承されていくことを祈りたいです。今年もいろんな形で尾崎豊はよみがえります。

2002.3.5